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- 縄文ホワイト方丈記
- 2016年 11月15日(火)〜25日(金)
神奈川県立相模湖交流センターアートギャラリー(相模原、神奈川)
関連企画:
家縛りプロジェクトNo.35[神奈川県立相模湖交流センター]
2016年11月9日(土)〜25日(金)
- 縄文ホワイト方丈記
縄、ペットボトル、相模湖の水 9×6×23cm 2016
photo: Takayoshi Susaki
- 縄文ホワイト方丈記
河を堰き止め、ダムのためにできた相模湖の湖底にはかつて住んでいた人々の暮らしの記憶があり、湖面をよく見るとたくさんの泡が 空気を送り込む装置から出ています。そのため湖面にはあの鴨長明の『方丈記』の冒頭の”淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結び て…”というイメージが人工的に表出しています。方丈とは3メートルあまりの正方形をいうそうですが、これは現代美術用語でおなじみ のホワイトキューブのイメージと繋がります。
相模湖ダムは水の位置エネルギーをつかい発電していますが、これは水の下へ落ちたい欲望のエネルギーといってもいいでしょう。私は 今回この相模湖の水の欲望のエネルギーを使いあなたのイメージを縛り作品を形作りたいと思います。 また私の作品は、家庭(家族)の美学、縄文、四つを基本的なコンセプト及び構造として用いています。それらは作品を形作るときの根 拠として必要なものであり、美しさについても人類の起源の家族の美学が受け継がれ、すべての人の美学の根源になっていると私は説明 する必要があると考えています。縄で作った作品は見た人の記憶に縄の痕跡として残り、縄文となります。そして四つとは私にとって目 眩をおこす作品を作る構造に必要な数です。
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- 家縛りプロジェクト No.35
神奈川県立相模湖交流センター ( 2016年 10月 相模原、神奈川 )
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