- 家縛りプロジェクト No.40
縄文式アッサンブラージュ 日仏会館ギャラリー
2018年4月7日-19日 恵比寿、東京
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photo:Takayoshi Susaki
(English)
- Ieshibari Home-Binding Project No.40 + Exhibition
縄文式アッサンブラージュ 東京〜ボルドー
家縛りプロジェクト(メゾン・ド・プ)を中心にした縄の記憶と痕跡 - 2018年 4月7日(土)〜19日(木)
日仏会館ギャラリー(東京) - ■ 家縛りプロジェクトNo.40(空間縛り〜蝶々結び) 2018年4月6日
- 「縄文式アッサンブラージュ 東京〜ボルドー
家縛りプロジェクト(メゾン・ド・プ)を中心にした縄の記憶と痕跡」展松本 春崇
今回は昨年6月にフランス、ボルドー近郊の街、オーダンジュでおこなった家縛りプロジェクト37、メゾン・ド・プの 記録をベースに制作した空間縛りの彫刻を展示します。
オーダンジュは海に臨む閑静な避暑地で、その先に足を伸ばすとアーカッションというフランスでは古くから有名な避 暑地があります。私は家縛りプロジェクトと平行して、ボルドー、オーダンジュ、アーカッションの三都市で縄の記録の 作品を制作し、帰国後、その三都市の記憶が残る縄で東京の記録を撮影し、東京での縄の記録を作りました。
メゾン・ド・プの記憶とともに、それら四都市の記録をつないで結んで空間縛りをしています。
縄文は縄の痕跡ですが、私が家縛りプロジェクトで考える縄は、どのようなものでないといけないのかという決まりは ありません。つまり、縄は縄であればその材料や綯う方法は縄のつくり手に委ねられていると考えています。
私は、バラバラに壊れた縄文土器の破片を継ぎ合わせて土器の形を作り出すように、メゾン・ド・プと四都市のバラバラ に壊れ破片となった縄の痕跡写真をアッサンブラージュし、それを綯い縄にして、日仏会館のご協力によって結び、縄文 原体としました。このことにより、縄の痕跡を縄として反転再生させ、この甦った縄を日仏会館ギャラリー空間を内から 外へ縛る縄として使い、日仏開館ギャラリー空間から宇宙を縛ります。
ところで、ふと、なぜ旅芸人のように縄を運び家を縛るようになったのかということを考えてみると、子供の頃にいつ か来るものだと待ちわびた獅子舞と紙芝居がいつまでたっても来なかったということへの恨みからかもしれない、と思いました。
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(English)
■ シンポジウム「家縛りプロジェクトについて」 2018年4月7日
日仏会館1階ホール
司会/澤田直(立教大学教授) レミ・スコシマロ(日仏会館・フランス国立日本研究所) 村田真(美術ジャーナリスト)
山内志朗(慶応大学教授) 松本春崇、角田良江(hmp)
主催:日仏会館・フランス国立日本研究所
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
助成:公益財団法人朝日新聞文化財団
協力:La Maison de Peu (Architecte / Jean Lattanzio), Ecole Materinelle Publique Brbey
エントランス/ 縄文式アッサンブラージュボックス(東京-ボルドー-オーダンジュ-アーカッション) 2018
サイズ可変 カラープリントを貼った段ボール箱、ポリチューブ
ギャラリー空間縛り/ アッサンブラージュ縄文原体(東京-ボルドー-オーダンジュ-アーカッション) 2018
10.5×12.8×5.4m 四都市の縄の写真、ポリチューブ、木材、竹、ワインボトル、その他 photo: Takayoshi Susaki